ストックホルム行きのバスで席を奪われた僕。そのおかげで出会った生きる伝説かのような旅人トミー編👨🌾
みなさんこんばんは!!なかやんです!!
3日前にノルウェーの首都オスロから夜行バスでストックホルムに朝(一昨日)に到着し、その日の夜の便でデンマークはコペンハーゲンにやって来ました!!
時差とか色々あるんであまり日にちのこと言っても分かりづらいと思いますが、、、
ノルウェーのオスロは前回の記事でお伝えした通り、あまり魅力的な観光スポットはなく、そしてスウェーデンよりも物価の高さに狼狽していたため、宿のチェックアウトから夜行バスに乗るまで大人しく宿のエントランスで図々しく時間を潰していました(宿からすると大迷惑)。
まぁそこの宿広かったですし、客入りもスーパー良かったんで、全く僕のこと気になって無いようでした🙆♂️
ちなみにチェックアウトしたのは午前11時。そしてエントランスのソファに居座り続けること約8時間www
その8時間でどっか行けるやーんて感じなんですけど、本当にもう行くところが無かった。
もう一日あればフィヨルドの玄関口のベンゲルとかに行けたでしょうけど、、、
そして夜行バスの時間に近づいたので、宿を出発し途中のスーパーでなぜかくそ安かったフルーツ缶とパンを買ってバスターミナルへ向かいます。
ターミナルに着いてから、夜ご飯で早速フルーツ缶をワイルドに汁まで食らう。ちなみに825gで約210円。最高なコスパ✨
バスは行きも帰りもこのSwebusというバス会社のバス。ストックホルム-オスロ間を自転車代含めて往復1万しなかった。ネットで調べていたよりも安かったためお得感😍
多分往復で買ったから安くなっただけだと思うけど。
バスすんごいデカかった!!
さらにWi-Fi完備!!
ただし、夜行バスですぐに眠気が襲ってくるため、あまり意味はない笑
こっちのバスは日本のように指定席ではなく、早いもん順で好きなところに座るスタイルなので、なるべく僕も望みの席を確保するために早めに並んでいました。
幸いにもいい感じの場所を確保できたので、他の人の乗車が完了するまでゆっくり待っていて、それから出発する前に用を足しておこうと思って、荷物の安全を確認してバスの中のトイレに向かいました。
用を足し終え、席に戻ってみると、あらビックリ!!!
見た目35歳ほどのバリバリなキャリアウーマンが堂々と僕の席に座ってるではありませんか!!
おおっと、、、これはこれは、、、
弱気僕「えっと〜あの、、、ここ僕座ってたんですけど、、、、、。」
強気キャリアウーマン「ああ。この席あなたの?荷物がなかったから座っていいものかと思ったわ。ごめんなさい、他の席に移動してもらえるかしら。」
荷物がなかったと彼女は言い張るが、明らかに僕の荷物をどかしていた笑
心の中の強気僕「いやいや、おばちゃんそりゃないぜ〜!!明らかにここに荷物置いてたやん!!あんた絶対荷物どかしたやん!!分かる??わざわざ早めに並んで席取ったわけ!!ドゥーユーアンダースタン???」
現実僕「えええええと、、、弱ったなぁぁ。。他に席は、、、、(大体埋まってる)。どうしようかな、、、、(苦笑い)」
アンドレからスウェーデン女性は気が強いと聞いていたからすぐに席を諦めた僕。
バスも発車し、途方に暮れていると後ろから神の声が。
「ヘイ!俺の横空いてるから座りなよ!!」
!!!!!!
振り向くとそこにはゴリゴリのブロンドカラーのドレッドヘアーで、服の隙間からちらりと見える色鮮やかなタトゥーの入ったくそワイルド系コワモテお兄さんがいた。
、、、、、、、
固まる僕「あ、、、、人生終わった。。」
あぁぁぁ。。なんて儚い人生だったんだろう。
二浪してまで大学に入り、さらには休学してやっとの思いで世界一周の旅に出て来たのに。。
僕は今日オスロ行きのバスの中でライオンみたいなこのお兄さんに肉やら骨やら体の髄まで食い尽くされ死にます。。。
今まで僕と関わってくれたみんな。本当にありがとう。恵まれた人生だったよ。
傷心僕「お、、、本当に??ありがとう。。。。」
ライオンのお兄さん「やぁ!!!初めまして!!おれトミーって言うんだ!!君の名前は??」
予想外僕「僕はユータって言うよ!!初めまして!!席ありがとう!!」
、、、、、、
クソほどいい人だった😭✨✨✨
いや〜本当に人は見かけじゃないっすわ〜。
最初後ろ振り返った時ほんとに死を覚悟したけど、いい意味で完全に裏切られました😂‼️
トミーはスウェーデン人の旅人で、いつもは世界中いろいろ旅しているみたいだけど、たまたま今回実家のあるストックホルム方面へ向かっていたみたいです。
確かに言われてみれば、この容姿にこの格好、、明らかに旅人ぽかった。
しかもただの旅人ではなく、すんごい数多の苦難を乗り越えてきたかのようなめちゃめちゃ旅のベテランなような感じ。
ハンターハンターでいうキルアの親父のシルバ=ゾルディックみたいな人(見た目9割)
簡単な挨拶をして、お互いの旅のことを簡単に言い合い、だいぶ打ち解けてきた。
それから彼がいきなりこんな質問をしてきた。
「ところでユータ!この世で好きな動物を三つ上から順に教えてくれ!!」
意外すぎる質問というか、自分自身でもあまり考えたことがないようなことを聞かれ、固まる僕。。。
トミーはその超絶ワイルドな見た目とは反対にチワワのようなキラキラした目で僕の回答を待っていた。
しかし、トミーの質問の ”animal” しか聞き取れていなかった僕。。。質問の意味が全く分からなくて、思い付いた動物を適当にポンポン言った。
「えっと、、、、、、、そうだね、、、、、、まずは猫。それから、、、、、犬。そして、、、、、、、、、、キリンかな(超適当)!!」
キラキラチワワトミー「へぇ〜!!!いいじゃん!!!なんで猫が一番好きなんだい??」
と彼の思わぬ質問に加え、その理由まで求められた僕は完全に思考回路が停止した。
「えっと、、、猫は、、、小さい頃から家で飼ってて、僕が大きくなるまで家には猫がいたから家族みたいなもんなんだよ〜。(やべ〜理由になってない)」
「そうなんだ〜!!イイネイイネ!!他には他には???」
「(え、、、他の理由?」)。。。そ、、、そうだね、、、あとは、、、犬みたいに吠えないでしょ(質問の意味がわかった後、完全に矛盾していると分かったw)、そして〜なんと言っても可愛いところかな。。。うん。」
「確かに猫は吠えなくていいよね!!それにSO CUTEだぁ!!」
僕の適当すぎる答えにも目を見て聞いてくれる チワワ トミー。
その後も犬はなんで2番目でキリンは3番目に好きなんだい??とそれぞれ理由を聞かれ、
犬は勇敢で守ってくれそう。キリンは首が長いし、模様が綺麗。
なんて小学生でも言わないようなくそみたいな回答しかできなかった僕。もはや理由にすらなっていない。
反対に僕がトミーに同じ質問をしてみると、、、
「ナンバーワンはドラゴン!!!そしてナンバーツー二つあって、リスとライオン!!そしてナンバースリーは牛だ!」
ど、、、、、ドラゴン!!!???もはや神話の世界。。。
しかもナンバーツーが二つも。。。
でも、その回答にも僕の中であまり驚きがなかったのは、彼の容姿からするとなんだか容易に想像できた笑
それぐらい彼はぶっ飛んでいる感じがした。
理由を聞いてみると、「よくぞ聞いてくれた!!!」と言わんばかりに一つ一つ丁寧に好きなところをあげてくれた。
せっかくなんでフェイスブックを交換しようと言い、トミーももちろんだ!!と言ってくれ、フェイスブック上の彼の写真を見てみるとやはりぶっ飛んでいたww
本当に数多の修羅場を乗り越え、世界中の空気という空気を吸い続けてきた人のような気がした。
そりゃ器もでかいわけだ。
なんかいまけっこうやばい人と出会ってんな🤣と考えた僕。
彼との話はお互いに眠気がくるまで終わらなかった。すっごく楽しかった。
話はトミーとの会話に戻るんですけど、彼との会話の中である大事なことに気付いた。
自分ってけっこうなんとなくの理由で物事の好き嫌いを決めてきたなぁ。
てこと。
何がよ??って思いますが、要するに、自分の意見や選択に明確な理由や目的があんまりなかったのではないか、ということ。
今回彼が聞いてきた、「なぜその動物が好きなんだい?」という質問に対して、僕はなんとなくの理由で猫や犬、そしてキリンの好きな理由をあげていた。
そして、なんとなくで答えたものにはやはりなんとなくの理由しかなく、聞いている相手からすると、くそつまんないだろうなぁと思った。
こんなありきたりな質問になんでこんなに深く考えてんの?って印象を受けるだろうけど、、、、笑
もちろん質問の内容とその回答に与えれるスパンが長ければ長いほどじっくり考える時間はありますが、今回のようなポーンときた質問に対し、僕は全く面白みのある回答ができないんじゃないかなぁと心配しています。
そうそう!!
一番言いたかったことがやっと出てきました!!!
僕、感受性が豊かじゃない!!
これです!!これけっこう僕の中では大きなネックで、これまでの人生でいろいろ好きなものや嫌いなものを様々な形で聞かれてきましたが、僕の場合、今まで育ってきた環境の中で物事に対する感受性ていうものが、他の人に比べて弱いなぁってずっと思っていました。
例えば誰かと同じ本を読んだとして、どの部分のどのあたりが特に印象的だったという相手の感想に対し、
僕はそこまで深く物語に入り込めずにトータルな印象でしかその本の良さを伝えることができなかった、、、という結果が大半だったのです。
別に感受性が豊かだとどうなの?って言う人もいるでしょうけど、個人的な意見として、感受性が豊かではないと損をしているんじゃないかって思ったんです。
(話が下手すぎて、伝えたいことを伝えられていないとは思いますが、、笑)
同じ本を読むにしろ、その読んだ感想が他人とは違ってえらい薄い!!これまでの僕がそうでした。(ただ頭が悪いだけやん!と言われるとまぁなんとも言えない笑、、そうなんですけど。)
もちろん「それも個性だし、気にすることねーじゃん。」ていう言葉で片付ければ全くノー問題なんですが、
でもやっぱりそれではいままでの自分と変わらないような気がして、、、そして何より自分の意見を持たなくなってしまうし、持ったとしても内容が薄くなってしまう。
えっと、、、
こんなこと書いていく予定ではなかったんですけど、気づいたら書いていました。すいません。
まとめます笑
感受性を豊かにしていくために、、
これから出会う色々な出会い、そして経験に対して、もっともっと心の中を充実させてあげたいなと思っています。
要は、自分の意見をしっかり持ちたい!ということです。(最初からこれを伝えとけば良かったw)
いままで、あれいいなぁ、これいいなぁとうわべだけで判断していたことに対して、あれのこういうところがいいよね!みたいな感じでもっと自分の感じる枠というのを深める
努力をしていきたいなと思います。
そして、相手の意見を尊重しつつも、しっかりと自分の意見も尊重してあげたいなと思います。(いままでが自分の意見が弱すぎて、相手の意見を尊重ばかりしていたので。)
もっと自己中になっていこうと思います!!!(あれ?)
すんごい脱線したんですけど、今回運命的にストックホルム行きの夜行バスの中でトミーと出会い、そして彼からの思いもしなかった質問でこれだけ感じることができました。
席をいつのまにか奪っていたキャリアウーマン、席を奪ってくれたおかげで、子供のように目を輝かせたおじさんに出会うことができました。ありがとう。
トミーはストックホルムから1時間ほど離れたどこか知らない街で降りるということでした。
彼が降りる時に同時に起きた僕はめっちゃ寝ぼけていて、別れ際に写真を撮ることを忘れていました😭最後にありがとうはきちんと伝えられました。
トミーのようにいつまでも子供心を忘れずに寛大な心を持った大人になれるようにこれから自分の心を成長させていくよ。ありがとう!!!
フェイスブックの僕の友達リストに彼がいるので、一体どんな感じの旅人なのか見てみてください笑
はい。。。
ということで僕はいまどこにいるかと言うと、北欧3ヵ国目、世界一周8カ国目となるデンマーク🇩🇰に来ております!!!!
首都のコペンハーゲンには親戚が住んでいるので、図々しくもお邪魔しております。
そしてめっちゃ残念なんですけど、僕がコペンハーゲンに着いた2日前から今週にかけてずっと天気が悪いみたいなんですよね(T . T)
昨日雨が弱い時に短い時間ですけど車で中心街や観光スポットに連れて行ってもらったのでその時の写真貼っておきまーす!!
まずはコペンハーゲンの王宮!!
生憎の天気すぎる、、、、、
実際に王室が住んでいるそうで、王宮内にいらっしゃる時は写真のように旗が立てられるみたいです!!
日頃は観光客でいっぱいみたいなんですが、この日は人も少ない。
お次は世界三大がっかりの一つ。人魚姫の像👰🐠
・・・
まぁ予想はしていました。親戚の夫のデンマーク人のハンスは、日本人がなぜこんな像が好きなのか意味が分からないよwwと笑って言っていました😂
でもデンマークと言ったらやっぱりアンデルセン童話ですからね(あまり知らなかった)。みにくいアヒルの子や裸の王様とか。日本人というか世界中で有名ですもんね。
ちなみに作者のアンデルセン像も中心街の近くにあったのですが、車でさっと通り過ぎたので、また天気がいい日に行ってみたいと思います。
と言ってもまだ完全に通ってはないですが。。
噴水。
街並み素敵〜✨ちなみにちょうど4日前ほどにこの近辺で火事があったみたいですよ😭だから写真の奥にはパトカーのような車が並んでいました。
この写真の一番右手前にはデンマークの超超高級陶磁器メーカーの「ロイヤルコペンハーゲン」の本店が😂✨
もちろんお店の中には入らなかったけど、外からでも高級感が伝わった。
親戚がオススメのパン屋さんに連れて行ってくれてました!!!
もうよだれが止まんない止まんない。
全部食べたい!!!!
美味しそうなのを買っていただいて、、、😭😭
北欧ではこんなパサパサなパンしか食べていなかった僕にはもうね、、、
天国味でした😇意味わかんないと思いますけど、天国味。
旨いを超える味。
そして、帰りにはハンスのオススメのラーメン屋さんに連れて行ってもらい、味噌ラーメンとデンマークビール、そして一風変わったこちらの餃子をいただきました!
ここの店主は味噌ラーメンの本場札幌で修行した日本人が開いたお店だそうで、味はもうやっぱり天国味✨
真面目に言うと、中太麺にピリッとした辛さの味噌スープが絡んで、口に入れた瞬間に広がる北海道の大自然を感じるかのような深い旨味と、ピリッとした辛味が冬の厳しさを表現しているかのような、、、
そう、、天国味。(帰着)
店内も日本のものがいっぱい飾ってあって、店主の日本愛がうかがえます。
鹿児島の提灯発見!!!
店内にあったアーケードゲーム機でストリートファイターをこれでもかってぐらいむきになってやってる子供たち☺️可愛すぎ❤️
お店はコペンハーゲンに二店舗あるみたいなんで、是非こちらに旅行で行かれた際にはオススメです!!!
あと、、ここのビールが死ぬほど旨かった😭✨
もう贅沢すぎて。。。旅中に訪れるたまにある贅沢のために日頃パンとバナナで過ごすことができる。
贅沢ボケしないように、気を引き締めておかないとな、、、😂笑
今こっちはお昼過ぎで今日は何をするか特には決まってませんが、昼ごはんにハンスが魚料理を振舞ってくれるみたいでとっても楽しみです!!
ということで次回もコペンハーゲンでの生活記事になると思いますが、お待ちしていて下さい😁‼️
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
以上なかやんでした!!センキュー!!!
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